アヴェ・マリア（金管8重奏またはクワイヤー）　印刷版　（グスターヴ・ホルスト/小國晃一郎）

グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst, 1874~1934)は、「組曲『惑星』」や「吹奏楽のための第一/第二組曲」などで、クラシックや吹奏楽の愛好家にとっては馴染み深い作曲家の一人かと思います。
ホルストは合唱曲も多数遺しており、また音楽教師であったため、教材的な作品も遺しています。

この曲は女声8声（[SSAA]が2グループ）のために書かれた作品で、ホルストが自身の母親との思い出に寄せて書いたそうです（ホルストの母は1882年、彼が8歳の時に亡くなっている）。
原調は変ホ長調ですが、金管アンサンブルで演奏しやすい音域を考慮して、変ト長調に移調しています。

八重奏でのアンサンブルでも、またクワイヤーでも演奏出来る様にまとめていますが、声部の動きが少し複雑なので、可能であれば指揮者を立てて演奏する方が良いかも知れません。

演奏に際して
Group 1のTrombone or Euphonium 1-2 (or F Horn 1-2)とTrombone or Euphonium 1-2 (or F Horn 1-3)
Group 2のTrombone or Euphonium 2-1(or F Horn 2-2)とTrombone or Euphonium 2-2 (or F Horn 2-3)
これらのパートはTrombone, Euphoniumでの演奏が、音量及び音色の面でバランスが良いであろうと思います。とはいえ、Hornも含め、いずれの楽器でも演奏可能です。

編成

Bb Trumpet 1
F Horn 1-1
Trombone or Euphonium 1-1 (or F Horn 1-2)
Trombone or Euphonium 1-2 (or F Horn 1-3)

Group 2
Bb Trumpet 2
F Horn 2-1
Trombone or Euphonium 2-1 (or F Horn 2-2)
Trombone or Euphonium 2-2 (or F Horn 2-3)

【参考音源：YouTube】